4. 自然免疫と獲得免疫
自然に備わっている免疫と生きていく中で獲得する免疫があります。
免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。
異物に対して、まずは自然免疫が働き、取り逃したものを獲得免疫が処理するわけです。
獲得免疫は、リンパ球のT細胞やB細胞が担当している免疫です。B細胞は抗体をつくって敵を退治するため、感染を繰り返すと抵抗力が高まっていくのが特徴です。(敵の特徴を記憶するデータが増えるということですね。)
一方の自然免疫は、マクロファージや顆粒球が担当していて、常設のパトロール隊のようなもの。
こちらは、感染を繰り返しても抵抗力は高まりません。
そして、アレルギーに関わっているのが、この獲得免疫なのです。
『「免疫を高める」と病気は必ず治る』 安保徹・福田稔〔監修〕マキノ出版
『安保徹の食べる免疫力』 安保徹 世界文化社
『アトピー・アレルギー克服応援ブック』〔NPO法人〕アトピッ子地球の子ネットワーク