アトピー性皮膚炎に対する試験(マウス)
どんな試験をしたの?
イムバランスと医療用アトピー治療薬“プロトピック”軟膏との比較試験を行い、イムバランスが医療用の治療薬と比べて、どのくらい改善作用があるのか、確認しました。
対象は?
中度の皮膚炎を持つマウス(ヒトアトピー性皮膚炎自然発症マウス)
試験方法は?
標準的なマウス用のエサにイムバランス(1%)を加えたものを2週間与えました。その比較として、医療用アトピー治療薬“プロトピック”軟膏(100mg)を2週間毎日マウスの背中に塗りました。その間、マウスには標準的なマウス用の餌を与えました。
どこと試験をしたの?
東京農工大学
こんな結果でした!
その1:皮膚の状態は、医療用の塗り薬(非ステロイド)と同等の改善効果がありました。
その2:引っ掻き回数が有意に減りました。
イムバランスは、神経の樹状突起を抑えることがわかっています。
かゆみが発生すると神経の樹状突起が伸びてきます。樹状突起の伸展を抑えることで、
かゆみの低減⇒引っ掻き回数の抑制につながっているのではないかと考えられます。
神経成長因子によって伸びた樹状突起を、イムバランスが用量依存的に抑制していることがわかるね!
その3:皮膚のバリア機能が改善しました。
皮膚バリア機能の改善効果は、軟膏の塗り薬よりも優れていることが確認できました。
ちなみに、イムバランスはセラミドを550μg/g含有しています。
アトピー性皮膚炎の皮膚は、病変がないところでも乾燥し、いわゆるアトピー皮膚の状態になっています。アトピー患者は慢性的なセラミド不足により肌が乾燥し、細菌やウィルスに感染しやすいため、炎症を起こしアトピー性皮膚炎が悪化するというメカニズムが報告されています。
イムバランスに含まれているセラミドが、この水分蒸散量を抑えていることと直接的な関係があるかどうかは、まだはっきりとしていません。
まとめてみよう!
経口摂取する健康成分が、抗アレルギーの塗り薬と同じくらいの働きがある可能性があるなんて、驚きの結果だったんだ。皮膚バリア機能にいたっては、イムバランスの方が優れている、という結果だったんだよ。
え~!すごーい!飲むことで、皮膚のバリア機能がアップするなんて、体の中から元気になっている感じよね!
Journal of Dermatological Science 67: 130–139, 2012.